宝塚歌劇編③

天は赤い河のほとりの巻✨ ミュージカルオリエント 天は赤い河のほとり 宝塚大劇場 宙組公演 2018 3.16〜4.23 パンフレットより引用 紀元前14世紀、古代オリエント。 ヒッタイト帝国の首都ハットゥサは、黒海へと流れ込む赤い河マラシャンティアに抱かれ、皇…

宝塚歌劇編②

壮麗帝の巻✨ オスマン帝国を最盛期に導き、壮麗帝と称された皇帝スレイマンの生涯を、寵姫ヒュッレムとの愛や、義弟にあたる大宰相イブラヒムとの絆を通してドラマティックに描き上げる歴史ロマン。16世紀初頭のオスマン帝国。9代皇帝セリム一世の息子スレ…

宝塚歌劇編①

エルアルコンー鷹ーの巻✨ 宝塚歌劇星組梅田芸術劇場公演「エルアルコンー鷹ー」パンフレットより引用 16世紀後半のヨーロッパ。海上では、強大な勢力を誇るスペインに対して、イギリス、フランスが覇権を争う熾烈な戦いを繰り広げていました。 イギリス海軍…

ディズニー編⑧

王様の剣の巻✨ ディズニーアニメーション映画「王様の剣」 1963年制作 DVDカバーより引用 遠い昔。大勢の勇猛な騎士達がしのぎを削り合っていたイングランドでは、時の国王ユーサー・ペンドラゴンが世継ぎを残さずに亡くなった事で、次の王の座を巡る戦乱が…

ディズニー編⑦

ラマになった王様の巻✨ ディズニーアニメーション映画「ラマになった王様」 2000年制作 DVDカバーより引用 「南米のジャングル奥深くにある国で、クスコという18歳になる王様がいました。彼は富と権力と美貌は持っていましたが、傲慢で超性格の悪い嫌な奴で…

ディズニー編⑥

ヘラクレスの巻✨ ディズニーアニメーション映画「ヘラクレス」 1997年制作 DVDカバーより引用 「神々の住処であるオリンポス山の支配者ゼウスに男の子が生まれました。ヘラクレスと名づけられたこの赤ん坊は驚くほどの力の持ち主で、雷をおもちゃにして遊ぶ…

ディズニー編⑤

アナスタシアの巻✨ アニメーション映画「アナスタシア」 20 世紀フォックス 制作 DVDカバーより引用 「アナスタシア」は、ディズニーの制作ではありませんが、ディズニープラスで配信されていますので、ディズニー編のシリーズで書かせていただきました。 「…

ディズニー編④

ポカホンタスの巻✨ ディズニーアニメーション映画「ポカホンタス」 1995年制作 DVDカバーより引用 「ネイティブアメリカン、パウアタン(ポーハタン)族の首長の娘、ポカホンタスは、旺盛な好奇心と自分の未来は自分の手でつかもうと考える意思の強さを持ち…

ディズニー編③

アラジンの巻✨ ディズニーアニメーション映画「アラジン」 1992年制作 DVDカバーより引用 「貧しくても純粋な心を持ち、夢と希望を胸に生きる青年アラジンが、魔法の洞窟で不思議なランプを見つけ、魔神ジーニーに3つの願いを叶えてもらいます。一つ目の願…

ディズニー編②

「美女と野獣・白雪姫・眠れる森の美女」に見るゲルマンの神秘の森🌳の巻✨ ディズニーアニメーション映画「美女と野獣」 1991年制作 オフィシャルサイトより 「18世紀フランス。森の奥にある城に、若く美しいが、高慢で我がままな王子が住んでいました。ある冬…

ディズニー編①

ムーランの巻✨ ディズニーアニメーション映画「ムーラン」 1998年 DVDカバーより引用 「昔々のある日、中原(ちゅうげん)侵略を目論む北方騎馬民族、フン族が侵攻してきたため、国中に各家男子一人の徴兵令が下った。これによりファ(花)家も男子一人を軍…

キングダム編⑤

早過ぎた秦の滅亡の巻 「KINGDOM キングダム 大将軍の帰還 Visual Bookビジュアルブック」より引用 前210年、始皇帝は丞相(じょうしょう)の李斯(りし)、始皇帝の末子・胡亥(こがい)、皇帝の璽(じ・皇帝の印章)を司る役職にいた宦官(かんがん)の趙…

キングダム編④

始皇帝が夢見た永遠の世界✨の巻 「兵馬俑」の最大の特徴は、徹底された写実表現です。基本的にほぼ等身大の大きさで、1体ずつ顔が異なるだけでなく、服のしわや髪の櫛目や靴裏の滑り止めといった細部まで丁寧に表してあります。「兵馬俑」は鎧以外にもさま…

キングダム編③

始皇帝の実像に迫る!の巻✨ 「KINGDOM キングダム 大将軍の帰還 Visual Bookビジュアルブック」より引用 嬴政が誕生したのは、前259年、秦から遠く離れた趙の都・邯鄲(かんたん)でした。「戦国の七雄」と呼ばれた七つの国を中心に戦争が繰り返されたこの時…

キングダム編②

秦の強さの秘訣✨の巻 「始皇帝と大兵馬俑」特別展 図録より引用した「騎兵俑」と呼ばれる騎乗用の装備を着用した直立の兵士の俑です。馬とともに置かれており、衣の上から腰丈の鎧を身につけ、鎧は肩周りの動きを妨げない作りで、騎乗の妨げにならないよう、…

キングダム編①

中華統一✨の巻 九州国立博物館に「始皇帝と大兵馬俑」特別展 を観に行った、2016年3月28日が、 私が「キングダム」と出会った日です。 「キングダム」の登場人物である秦王嬴政(えいせい)が戦国の乱世を勝ち抜いて天下統一を果たし、生前から着手した自身…

マリーアントワネット編⑩

伝説を残して✨の巻 アントワネットが処刑された「革命広場」は、現在は「コンコルド(調和)広場」と呼ばれ、中央に、エジプトから贈られたオベリスクが立っています。 「処刑台に連行されるマリー・アントワネット」 ジャック=ルイ・ダヴィッド(1748ー1825…

マリーアントワネット編⑨

命をかけた恋の巻✨ 「マリー・アントワネットと5人の男」下 エマニュエル・ド・ヴァリクール 著 ダコスタ吉村花子 訳 原書房 発行 1774年1月30日 パリのオペラ座で開かれた仮面舞踏会で、アントワネットはスウェーデン貴公子と出会います。 ハンス・アクセル…

マリーアントワネット編⑧

アントワネット最後の日々の巻 「オルセー河岸からみたチュイルリー宮殿」 ニコラ・ジャン=バティスト・ラグネ 作 1757年 パリ歴史美術館 1789年10月6日、王家一家はパリに到着し、チュイルリー宮殿(焼失し現在はありません)に移り住みました。チュイルリ…

マリーアントワネット編⑦

ベルサイユ宮殿✨の巻 第4章 革命の渦の中へ 「三部会の召集」 バタ工房作 1789年 革命前夜のフランス政府は、国家財政の破綻という大問題に直面していました。1788年、革命前の最後の財政報告をみると、歳入は5億300万リーブルなのに、歳出は6億2900万リー…

マリーアントワネット編⑥

ベルサイユ宮殿✨🏰の巻 第3章 花を愛したマリー・アントワネット 「マリー・アントワネットは何を食べていたのか ヴェルサイユの食卓と生活」 ピエール=イヴ・ボルペール 著 ダコスタ吉村花子 訳 原書房 発行 この本の序章である「はじまりの一皿」に、 「・…

マリーアントワネット編⑤

ベルサイユ宮殿✨の巻 第2章 マリー・アントワネット 美のカリスマ 「フランス王妃 マリー・アントワネット」 ヴィジェ・ル・ブラン 作 1785年 ベルサイユ宮殿美術館 スカートを美しく拡がらせるパニエ付きの白いサテンの宮廷用ドレスを着たアントワネットの…

マリーアントワネット編④

ベルサイユ宮殿✨の巻 第1章 太陽王ルイ14世 「ベルサイユ宮殿と庭園の眺め」 ピエール・パテル 作 1668年 「ベルサイユの地に壮大な宮殿を建て、自らの権力を全ヨーロッパに示したい」ルイ14世の命で、1661年(親政開始の年)、新宮殿の建設が始まりました…

マリーアントワネット編③

ストラスブール✨⛪️の巻 「1775年の皇帝一家の肖像」 マッティン・ファン・メイテンス 作 ベルサイユ宮殿美術館 所蔵 フランツ1世、マリア・テレジア夫妻と子供たち 中央に置かれたゆりかごの中の赤ちゃんが マリー・アントワネットです。 神聖ローマ皇帝の…

マリーアントワネット編②

シェーンブルン宮殿の巻✨ 「シェーンブルン」とは「美しい泉」という意味で、17世紀初め、神聖ローマ帝国の皇帝マティアスが近くの森に澄んだ泉を発見したことから名付けられたと言われています。マリーアントワネットの母、マリア・テレジア(1717-1780)…

マリーアントワネット編①

ホーフブルク宮殿の巻✨ 今年5月25日〜6月2日のフランス旅行で撮影した写真と、5年前にヨーロッパ6カ国を旅した時の写真を紹介し「マリーアントワネットの生涯を辿る旅」というテーマで書いていきます。5年前の2019年にベルサイユ宮殿を訪れ、マリーアントワ…